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街の本屋さんの多くが姿を消しました。なぜでしょう?

アマゾンができたから? 正解!

コンビニができたから? 正解!

#of bookstores
しかし、他人も羨む価格競争のない世界。街の本屋さんが駆逐されるまでの致命傷には思えません。粗利だって 20% 以上あり、商品の宣伝は出版社がしてくれます。

しかも、書店が新刊本を返品すればお金を払わなくていい制度(委託販売制)は、ご存知の方も多いでしょう。新刊本の返品率は 60% とも 70% とも言われています。はい、在庫リスクのない商売です。

ことは、新しい小売チャネルが生まれたことだけでは語れません。もっと、根深い、他の業界にも共通する課題が潜んでいます。

本屋さんならではの深い課題

本屋さんが扱う商材は書籍と雑誌。ここでは、中小零細書店のことを「本屋さん」と言っていますが、書籍と雑誌で糧を食む人たちには三種類います。消費者寄りから、書店/取次店/出版社です。ここで、一般の人には耳慣れないのが取次店。

簡単に言うと、書籍と雑誌の物流を担っているのが取次店です。実は、日本の書籍・雑誌流通は取次店大手二社が寡占しています。出版社と書店には中小零細が多いのに対し、取次店はそのいずれよりも大企業なのです。講談社も紀伊國屋書店も、取次店二社各々の売上に対して「何分の一」といった規模でしかありません。アマゾンだってセブンイレブンだって、取次店から仕入れています。

この寡占によって何が起きるかというと、配本がコントロールされているのです。つまり、「あれば売れる」ベストセラー本を売りたくても、優先されない書店には本が届かないのです。消費者から見ると、大手書店チェーンの数の力で街の本屋さんが苦境に立たされているようにしか見えませんが、その陰では取次店の匙加減によって、今日の姿になっているのです。

取次店が本屋さんのバーサンが嫌いで意地悪しているわけではありません。返品のない書店に回したいだけのことです。

雑誌が深刻なほどに売れなくなったのは、インターネットの影響です。ゴシップなんて、すぐにネット上の記事になりますから。

でも、電子書籍が普及しきれない現状で、書籍販売の落ち込み分には全く足りていません。つまり、そもそも売れる本が少なくなったのです。出版社の責任です。街の本屋さんは何も悪くありません。

電子書籍

本当でしょうか。。。

商品開発を他人に依存し、流通を他人に依存し、値付けを他人に依存し、仕入れ資金を他人に依存する。生殺与奪権を他人に与えてはいませんか。

お断りしておきますが、決して書店を蔑視などしていません。街を歩きながら思いを巡らせ、この業界のお客様とお付き合いする中からも真摯に学んできました。我が社にとって、他人事ではありません。みなさんにとっても、対岸の火事ではないのではありませんか。

インフォマークスは、みなさんの商売の特徴を最大限に活かすことを哲学としています。他人の都合でできたルールやシステムに、窮屈な思いを覚えながら完全に身を委ねてしまうことは、深刻な事業リスクの一つです。闘うなら、自らの創意工夫を試してみたいものですよね。

例えばこんなソリューションがあります。
Make it! EC for デジコン

(補足)
本コラムでは話を分かりやすく単純化しています。実際には、「街の本屋さん」がなくなった理由は他にもあります。書籍・雑誌の販売数量減少には、人口減少と少子化が見逃せません。また、鶏と卵的な因果性ジレンマもあって、後継者不足も深刻です。

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