ネット通販サイトの構築と販促支援のインフォマークス

電通イー・リンク

営業管理システム — 株式会社DAサーチ&リンク様

インターネットを中心とする広告代理店、電通イー・リンク(現:株式会社DAサーチ&リンク)様の営業管理システム開発を担当。

株式会社DAサーチ&リンク

システムも価格も打ち合わせの進行も、そして結果も満足しています。

電通イー・リンク(現 DAサーチ&リンク)は、インターネットを中心とする広告代理店。
ヤフーやミクシィといったメディアに掲載されているバナーはもちろんのこと、検索結果に連動して出てくる広告やブログなど、 さまざまな広告商材を扱う会社です。

商材特性が多様のため事務処理するスタッフの手間もかかり、作業は頻雑。どうしても人件費が向上しがちなこの業界で、作業時間をなんと1/3まで削減することに成功。

その結果、大きな競争力がついたと語る管理部マネージャー大野亨さんにお話をお伺いしました。

インタビュー:
株式会社電通イー・リンク(現:株式会社DAサーチ&リンク)
管理部マネージャー 大野 亨さん(上記写真右)

売上数字の管理をすべて手作業のエクセルで集計。業績の急拡大に伴って、作業は限界に達していた。

― 今日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。早速ですが、インフォマークスの社内業務用システムを導入する前の状況を教えてください。

膨大なデジタルデータを取り扱うネット広告代理店電通イー・リンク(現:株式会社DAサーチ&リンク)の管理部大野さん

大野: はい。弊社はインターネットの広告代理店ですので、お客様にさまざまな媒体の広告枠を買っていただくことが事業となります。一方で、ヤフーなどのメディアの広告枠を仕入れるという業務も行わなければなりません。弊社では、システム導入前はエクセルを使って、この広告媒体の販売・仕入れ状況、お客様に対する売上状況などの業務を管理していました。具体的にご説明しますと2つの業務フローがありまして、ひとつは、営業が販売してきた広告枠などの売上の管理フロー。そしてもうひとつは、広告の出稿を確認するフローです。売上管理は、営業が受注して来たものをメールで報告。それをDesk(バックオフィス)が受け取り、数字を記入していました。

この売上の数字をエクセルへ転記するわけですが、その際のコピー&ペーストの手間が大変で(笑)。売上が増えるにしたがって、当然作業量が増えますし、それに伴って打ち間違いも結構増えていきました。

逐次、確認はするのですが、それでも抜けや間違いはなかなかなくなりませんでしたね。当然、業務に支障が出るわけです。社員数も増え、このままではパンクすると危機感を募らせたのが、システム導入の大きなきっかけです。


当時の苦労を思い出す

実績数字の分析をしようにも、手入力のエクセル管理だと株式会社、(株)、社名の後にスペースを入れて(株)と書くなど、入力者によって実にさまざま。また、英語で書いたり、カタカナで書いたりと表記もバラバラでしたから、ソートするにしてもすべて違うものとして認識してしまいますよね。その結果、 実際よりも取引社数を多くカウントしていたり、数字があわなくなってしまったり・・・。取引会社や担当者様の名前などをしっかりと管理するため、そして営業効率をアップするためのデータ分析をするためには、しっかりとしたDB(データベース)が必要だということになった次第です。

2つ目の広告の出稿を確認するフローについては、広告管理をおこなうための紙をいちいち作って記入し、担当者で回していました。管理表を起こす手間だけでも大変で、回覧するのにも時間がかかっていましたね。どうせならこれも効率化させたいと考えていました。ご存知のとおり、インターネット広告の市場はここ数年で急拡大。売上が伸びていく中で、人も業務もどんどん増えていくわけです。業務は、日増しに煩雑になっていきました。この状況をいち早く改善しなければならないという思いから、システム構築をインフォマークスさんにお願いしたというわけです。

― このシステムを導入前は、営業スタッフは何人くらいだったのですか?

社内の様子。いたって静かだった

大野: 最初は5名くらいでしたが、導入を検討したとくには、営業スタッフは20名くらいになっていましたね。

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選んだ理由は広告業界を熟知しているから。目論見どおり打ち合わせはスムーズに。

― なるほど。そんな中、システムの発注するにあたって、インフォマークスに白羽の矢を立てたのはなぜですか?

電通イー・リンク(現:株式会社DAサーチ&リンク)さんが入る虎ノ門のビル

大野: インターネット広告というのはとても特殊な世界なのですね。商品も、それに伴うルールも多様で、そこの部分に精通していない人だと、システム開発のための打ち合わせ段階で1から10まで説明しなければなりません。正直、それはとてもわずらわしい。要らぬ手間を省くために、業界を分かっている人、分かっている会社に開発してもらいたかったのです。幸いインフォマークスさんは、広告関連会社の業務システムの開発経験もある上、スタッフの方にもインターネット広告の業務経験がある方がおられたので、それならば任せて安心だろうということになったのです。

― 開発・導入されたシステムは、どういったことができるシステムなのでしょうか?

大野: 「案件管理システム」ですね。たとえば、広告の掲載期間がいつからいつまでとか、広告主は誰で、媒体は何で、金額はいくらなのか、といったものが把握できるものです。

あくまででも自社の中で動いている案件が何か、どれくらいの規模のものかなどが分かるシステムです。広告の掲載とは直接連動していません。とてもシンプルな機能ですよ。

でも、売上管理は自動化できましたし、広告出稿確認作業は、「広告出稿管理表」をプリントアウトし、確認するだけで済むようになりました。

― このシステム開発に着手したのはいつ頃なのでしょうか?

野: システムが稼動したのが2005年10月くらいからですから、開発着手はその年の4月くらいだったと思います。

― どれくらいの規模・処理能力のものを依頼したのですか?

営業スタッフが100名くらいにまで増えた場合を想定して開発してもらいました。逆にいえば、それくらいの規模です。あくまでも簡単なもので、月間数百件レベルの案件を管理できればいいと思っていました。

― 要件定義されてから、開発までの打ち合わせはスムーズでしたか?

素敵な笑顔で丁寧に説明してくださいました

大野: はい。かなりスムーズに進みましたね。要件定義については、こちらから細かいことを話さなくても必要なことを理解してくれていましたし。まあ、これは別のシステム会社ではあり得ないことですが(笑)。インフォマークスさんは先ほど申し上げたとおり、インターネット広告業界出身の方が多くて、またその業界のシステムを触っていた方もいるので、ある程度お任せしても安心なのです。イチから説明する手間が省けた分、本来の業務に支障が出ることもなく、とても助かりました。

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業務時間を1/3に短縮することに成功。余計な人件費を掛けずに済むことで市場競争力を確保。

― 実際にシステムが稼動して感じられたことは何でしょうか?
電通イー・リンク(現:株式会社DAサーチ&リンク)さんに導入されているシステムの管理画面入口

大野: 今まで手作業で一つひとつ対応していたものが、システムで処理されるようになったこと。時間短縮という部分で、かなり助かりましたね。また、入力ミスが減り、情報の精度が飛躍的に向上しました。

― 具体的には?

業務の効率が3分の2に圧縮できました

大野: 作業時間でいうと70%くらいは削減できたと思いますよ。ウチは案件管理のための事務スタッフを雇ってはいません。でも広告代理店は、たとえば検索結果連動広告のような管理が大変な広告がでてきて、人が増えてコストは上がっているけど、利益は減っているという状況にもなっているのですね。一見、成長業界のように見えても優勝劣敗は、出始めている。

弊社はシステムのおかげで人件費を抑えながら、売上は増やすことができています。現在、営業スタッフ20名に対し、デスク(バックオフィス)は6名。この人数で回せているのは、まさにシステムがあるからこそです。

また、数値の正確性も導入の成果のひとつ。案件と計上を一致させる部分で以前に較べ、かなり業務効率があがったと感じています。

― インフォマークスの仕事の進め方の良さなど教えてください。

大野:しっかりとしたスケジュール管理や、分かりやすいきめ細やかな説明は満足していますね。データ入力など作業において困ったときには、直ぐに電話で対応してくれます。その点はとても評価しています。

― 現在、2次開発が進行中と伺いましたが、どういった開発を依頼しているのですか?
電通イー・リンク(現:株式会社DAサーチ&リンク)さんの業務チェック用にインフォマークスが進んで作った一覧表

大野: 簡単にいえばバージョンアップです。

現在は、一度数値情報などを紙出力し、経理用DBに入れ直しているのですが、今度はそれを全部自動的に行えようにジョイント作業を行っています。

あと、これまではデータ抽出を全部して、それをエクセルで集計作業していたのですが、2次開発が終わると集計後データが出てくるようになるので、分析等がいっそう便利になりますね。

私たちは要望も多く、それでいて方向性の変更もしばしばです。そのわがままに対してもインフォマークスさんには気持ちよく、臨機応変に対応していただいています。そのスタンスが、「発注してよかった」と思わせる源なのでしょうね。

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インフォマークスの評価は、適正価格と業界での業務経験。
 共通言語があるということは、時間節約=コスト削減につながる。

― インフォマークス以外のシステム会社とのお付き合いは、過去にありましたか?

適正な価格と業界の言葉が通じることが大きかった

大野: 前職時代にお付き合いしたシステム会社はありますね。そこと比べると、インフォマークスさんは断然いいと思いますよ。インフォマークスさんは大きな会社ではないので、営業さんと話をし、その場で決まったことがそのまま開発に反映されますよね。我々の意図がダイレクトに伝わるのがうれしいですね。

普通、大きなシステム会社と仕事をすると、その会社内での意思の疎通の悪さに巻き込まれたりもします。営業と仕様を決めても、後で「やっぱりできません」とか、「もっとお金がかかります」といわれることも珍しくありません。インフォマークスさんには、そんな無駄なやり取りがないのですね。だからとてもやりやすい。

ここは同業他社に比べて大きな差別化ポイントだと感じています。営業さんのレベルは高いと思いますよ。

― インフォマークスに対する要望は何ですか?

大野: デザインセンスですかね(笑)。一般消費者が使うものではありませんから、デザインにこだわる必要はないのですが、強いていうならその点ですかね。

もちろん使い勝手は満足していますし、デザインによって作業に支障が出ているわけではありませんが、ちょっとシンプルすぎちゃって(笑)。

でも本当に、逆にいうとそれくらいしかケチがつけられないぐらい、システム・開発力には満足しています。第一そこは効率化の観点からすると、二の次の部分ですしね。

― 価格については何かありますか?

大野: 金額のわりにサービスがよかったので、すごく満足しています。他の会社なら、システム提案に対し、たとえば「高い!」というと、「ではどこを削りましょうか」とか「リースとかもありますよ」といったことをいうようですが、インフォマークスさんは、我々の直近の問題、そして将来像を吟味した上で、「ではこの部分だけを、まずこの金額でやりましょう」という提案をしてくれます。

プロジェクトを進める中で信頼関係を築き上げ、その後に拡張の話、つまり2次的な優先順位の開発へと移行するので、安心してお付き合いできますね。

コストパフォーマンスが非常にいいシステム開発会社だと思います。

― 最後に、今後インフォマークスへシステム開発を依頼する企業に一言お願いします。

大野: インフォマークスさんは、単なるシステム屋ではないですね。

EC(電子商取引)の開発経験も積まれているし、自社でもECサイトを運営しておられるようなので、ノウハウが豊富ですよね。広告業界についても実績があって、業務経験者もおられる。打ち合わせの手間というか、意思疎通の手間が省けますから楽ですし、信用できますね。

広告業界はメニューもルールもすごく沢山あるので、一つひとつの説明をしかも1~10までしないといけないとなると結構大変なのですね。その時間や手間からの解放は大きかったです。不満はまったくありません。正直、価格の適正と業界の知識と経験からいっても、非常にお得なシステム開発会社だと思います。

― 本日はお忙しいところお時間いただき、ありがとうございました。

取材日:2007年9月
取材先:株式会社電通イー・リンク(現 株式会社DAサーチ&リンク)
取材協力:リンカコミュニケーションズアンドレゾルツ株式会社

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